一般NISAとつみたてNISA。投資初心者にオススメなのはどっち?

ふやす

投資する上で非常にお得な制度である「NISA」(ニーサ=少額投資非課税制度)。

どうやらNISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」というものがあらしいるが、投資初心者にはどちらが向いているのでしょうか?(未成年用の「ジュニアNISA」もある)

ズバリ、そんな投資初心者におすすめなのは「つみたてNISA」の方です!

この記事では「一般NISA」と「つみたてNISA」それぞれの特徴、なぜ「つみたてNISA」が初心者におすすめなのかを解説します。

こんな方におすすめ

✅「一般NISA」と「つみたてNISA」の特徴、違いを知りたい。
✅投資初心者におすすめのNISAとその理由を知りたい。

べっち
べっち

NISAという名前は良く知られていても、中身は意外に知られていない!

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NISAの基礎知識

「NISA」とは2014年にスタートした制度の名前で、正式には「少額投資非課税制度」と言う名称です。(Nippon Individual Saving Accountの略ですね)

NISAの概要

通常、投資で得られた利益には20.315%の税金(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)が課されます。

それが、ある投資枠(非課税枠)内で購入した金融商品から得られた利益が非課税になるという、大変お得な制度です。

「少額での投資であれば非課税にしてあげるよ」という制度なので「少額投資非課税制度」というわけですね。

NISAの種類

この「NISA」には実は「一般NISA」と、「つみたてNISA」と、「ジュニアNISA」の3種類が存在します。

「一般NISA」と「つみたてNISA」は成年向け、「ジュニアNISA」は未成年向けで、非課税枠や非課税期間がそれぞれ異なります。

このうち成年向けの「一般NISA」と「つみたてNISA」は同一人物が同時に加入することはできません。

そこで、自分はどちらを選ぶべきかということを迷うケースが多々あるわけですね。

べっち
べっち

国が準備したお得な制度は活用しない手はないね♪

一般NISAとつみたてNISAの比較

次に、一般NISAとつみたてNISAの特徴を比較してみましょう。

まず一覧にしてみるとこのような具合です。

一般NISAつみたてNISA
利用できる人20歳以上の国内居住者20歳以上の国内居住者
非課税枠120万円 (毎年)40万円 (毎年)
非課税期間投資した年から最長5年間投資した年から最長20年間
新規投資可能期間2023年まで
(2028年までに延長※)
2037年まで
(2042年までに延長※)
投資対象商品上場株式、投資信託等国の基準を満たす投資信託・ETF
投資方法通常買付方式・積立方式積立方式のみ
資産の引き出しいつでも可能いつでも可能
※法改正により2024年から新規投資可能期間が5年間延長される

それぞれ2024年からシステムが変更になるのでコチラも合わせてご確認をどうぞ。

非課税枠と非課税期間

一般NISAとつみたてNISAの一番の違いは非課税枠と非課税期間の違いです。

一般NISAで非課税となる投資金額の上限 (非課税枠)は年間120万円まで、非課税期間は5年です。

さらに後述の通り、一般NISAでは幅広い投資商品を購入できるため、より能動的に投資をしたい方に向いてそうですね。

一方でつみたてNISAで非課税となる投資金額の上限は、年間40万円まで非課税期間は20年

毎月にすると約3万円(比較的少額)で、長期投資に向いた商品をコツコツ積み立て購入していくスタイルですね。

こちらは投資初心者や堅実な投資をしたい方に向いています。

自分の家計状況や、投資スタイルに応じたNISAを選択したいですね。

べっち
べっち

一般NISAの非課税枠をフルに使うと毎月10万円か…結構な投資額だな💦

投資対象商品

次に注目すべきは投資できる対象の商品です。

一般NISAでは、国内外の上場株式、投資信託・ETF(上場投資信託)・REIT(不動産投資信託)など、幅広い金融商品から選んで投資することができます。

一方、つみたてNISAで運用できる金融商品は、国が定めた厳しい基準を満たす投資信託とETF (上場投資信託)のみです。

つまり、株式やREIT等は選べず、やたら手数料が高かったり、長期投資に向かない毎月分配型のような投資信託も除外されています。

べっち
べっち

つみたてNISAにも手数料 (信託報酬)が高めのものがあるので要注意!

投資方法

最後に注目すべきは投資方法の違いですね。

一般NISAは、いつ購入するかを自由で決めることができます。

非課税枠の範囲内で一括でドカッと特定の銘柄を買うこともできるし、定期的に一定金額で積立購入することもできます。

一方でつみたてNISAの場合はその名の通り、積立専用です

つまり定期的に継続して投資信託などを購入する必要があります。

金融機関によっては「毎日」「毎週」「隔月」「年2回」などを選ぶことができるようですが、毎月というのが一般的でしょうね。

べっち
べっち

我が家でも毎月の積立設定にしてるよ!

投資初心者につみたてNISAがおすすめの理由

上で少し触れたように、一般NISAとつみたてNISAは同時に利用することはできません。

つまりNISAを利用したい場合はどちらかのNISAを選択する必要があるのですが、投資初心者に向いているのはどちらでしょうか?

ズバリ、投資初心者に向いているのは「つみたてNISA」の方です。

その理由はこれらです!

初心者につみたてNISAが向いている理由

①投資対象選びで失敗しにくい
②投資タイミングで失敗しにくい
③長期に投資できるのでリターンがプラスになりやすい

投資対象選びで失敗しにくい

いざ投資を始めようとしたときに最初に悩むのが、購入する商品 (銘柄)ですね。

一般NISAでは、国内外の個別株や各種投資信託、REITなど数多くの商品を選ぶことができます。

選択肢が多いのは一見良さそうですが、初心者にとって投資先を決めるのは至難の業です。

中には詐欺みたいな商品やワナのような銘柄など、玉石混交です。

それに引き換え、つみたてNISAで扱う商品は金融庁のお墨付きを得たものだけです。

極端に手数料が高い商品や、ぼったくりみたいな商品はほとんど除外されています。

逆に、長期・積立・分散に適した銘柄が厳選されています。(それでも多少の良し悪しはある)

なので、つみたてNISAの投資先の選択で失敗する可能性が低いということですね。

べっち
べっち

選択肢が多ければいいってワケじゃないんだよね。

投資タイミングで失敗しにくい

一般NISAでは狙いすましたタイミングで大きな額の投資ができてしまいます。(非課税枠内で)

しかし、株式や投資信託などの値上がり/値下がりを正確に予想できる人がどれだけいるでしょうか?

世界中のプロの投資家がしのぎを削って研究し、理論を作っても勝てるかどうか…という世界です。

我々素人が下手にタイミングを見計らって投資しても、それはただのギャンブル(投機)。

単発で当たっても、長期的に勝ち続けることはほぼ不可能です。

それよりも、いっそ積立購入しかできない「つみたてNISA」でコツコツ投資する方が、ずっと多くのリターンを期待できます。(成長が期待できる市場に連動した銘柄に投資する場合)

べっち
べっち

ギャンブルをやりたい方は止めませんが、オススメはしません。

長期に投資できるのでリターンがプラスになりやすい

先に述べたように、一般NISAとつみたてNISAの非課税で投資できる期間はそれぞれ5年、20年です。

一方で株式や債券を始めとするあらゆる金融商品に共通することですが、その価格は上がったり下がったりを常に繰り返しています。

1年など短い期間で見れば大きなプラスの年もあればマイナスの年もあります。

それを10年、20年といった長い期間でみればプラスとマイナスがならされてリターンが安定してきます。

以下は金融庁の資料に載っている、「国内外の株式・債券に分散投資した場合の収益率の分布」です。

保有する金融商品の種類や割合にも寄りますが、このように保有期間が長いほどリターンが安定し、プラスになる可能性が高まります。

下の過去のデータの例で言うと、保有期間5年では元本割れのリスクがありますが、20年ではプラスになるということです。

これを見ても分かるように、長い投資期間を活用できる「つみたてNISA」の方が安定したプラスのリターンを期待できるということですね。

さいごに

はい。今回は投資初心者におすすめの「つみたてNISA」をご紹介しました。

まとめ

✅NISAとは、ある限度額内での投資で得られた利益が非課税になる制度。
✅NISAには「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」がある。
✅「つみたてNISA」の非課税枠は年間40万円、非課税期間は20年。
✅投資初心者におすすめなのは「つみたてNISA」。その理由は…
 ①投資対象選びで失敗しにくい
 ②投資タイミングで失敗しにくい
 ③長期投資でリターンがプラスになりやすい

我が家でも私と妻、それぞれでつみたてNISAを活用して、年間80万円投資をしています。

その投資枠で全世界株に連動した投資信託を買うという、王道のインデックス投資を継続してます♪

初心者にベストなインデックス投資についても別の記事で解説しているので、よろしければそちらもどうぞ。

ちなみに2人の子供名義のジュニアNISA口座も活用していますが、それについてはまた紹介したいと思います!

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