【これが全て】初心者が知るべき投資の種類とその特徴を分かりやすく解説

ふやす

ただ普通に働いていても給料はなかなか増えないご時世。

かといって銀行にお金を預けても雀の涙ほどしか増えない。

そんな中、私たちはどうやって資産を増やしていけばよいのでしょうか?

どのようにして”老後資金2,000万円”を蓄えればよいのでしょうか?

その答えである、お金を効率的に増やす手段の一つが「投資」です。

でも、じゃぁ何に「投資」すればよいのでしょう?

そもそも「投資」ってどんな種類があるのかさえ分からないという方、大丈夫です。

投資初心者が知っておくべき「投資」の種類は5つだけです。

この記事では、投資初心者が知っておくべき投資の種類とその特徴をやさしく解説します。

こんな方におすすめ

✅投資にはどんな種類があるのか知りたい
✅それぞれの投資商品の特徴を知りたい

ちなみに投資を始める前に絶対にやるべき○○については、コチラをどうぞ。

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投資初心者がおさえるべき5つの投資商品

初めにその投資商品と特徴の超概要を挙げてしまいましょう。

初心者が知るべき5つの投資商品
J.P.Morgan ASSET MANAGEMENT 超長期市場予測:期待リターン (2022年版)を参照

それでは1つずつ見ていきましょう。

預金

意外に思うかも知れませんが、これもれっきとした投資商品の1つなんですね。

預金の特徴

✅長期的な期待利回り:年0.001~0.002%程度
✅一般的にローリスク・ローリターン
✅インフレに弱く、価値が目減りする可能性がある

長期的な期待利回りが年0.001~0.002%程度 (増えない!)

冒頭でも上でも触れた通り、現在の日本の預金金利は年利0.001%~0.002% (普通預金)ほどしかないのです。

これがどれだけ小さいのかと言うと、100万円を銀行に預けたら1年後に10~20円増えるというレベルです。

べっち
べっち

もはや利息で「うまい棒」すら買えないかも…

一般的にローリスク・ローリターン

たしかに基本的には元本(元のお金)は保証されるのでローリスクではあります。

また、万が一金融機関が破たんしても1金融機関ごとに預金者1人あたり元本1,000万円までとその利息が保護されます。

感覚的にはローリスク・超ローリターンといったところでしょうか。

インフレに弱く、価値が目減りする可能性がある

ローリスクとは言え、物価上昇(インフレ)のスピードを考えたら実質的な資産が逆に減っていく可能性があります。

預金を信じすぎるとヤバい理由とその対策についてはコチラの記事をどうぞ。

確かに20~30年前には預金金利が数%以上あって、定期預金として10年間預けたら資産が約2倍になった、なんて夢のような時代もありました。

上の世代の方は、そのような夢の時代の記憶が強く残っているから盲目的に預貯金を信じ、周りにもすすめたりするのかも知れませんね。

べっち
べっち

もちろん、最低限の生活費なんかを貯めておくためには預金は必要だけどね!

株式

「投資」と聞いて真っ先に思い浮かぶのが「株式(投資)」かも知れませんね。

株式とは、株式会社が資金調達のために発行する「証券」のことを言います。

株式を購入した人を「株主」と言い、株式の値上がりや配当金による利益を得られる可能性があるほか、その会社の経営に参加する権利を持てます。

株式の特徴

長期的な期待利回り:年2~7%程度
✅一般的にハイリスク・ハイリターン
✅配当金がもらえる
✅インフレに強い

長期的な期待利回りが年2~7%程度

投資の王道とも言えそうな株式ですが、どれくらい「増える」可能性があるのでしょうか。

あくまで長期的な投資をした前提の数字ですが、年利2~7%程度のリターンを期待することができます。(J.P.Morgan ASSET MANAGEMENT 超長期市場予測:期待リターン (2022年版)を参照)

ただし、選ぶ銘柄に大きく左右されますし、毎年上記のようなリターンを得られるわけではないので注意が必要ですね。

一般的にハイリスク・ハイリターン

毎年山あり谷あり紆余曲折あるが、15年や20年といった長期でならすと年平均で2~7%程度のリターンを「期待できる」ということです。

短期的には平気でマイナス40%とかプラス50%とかあり得るので、そういう意味で「ハイリスク・ハイリターン」ということですね。

配当金がもらえる

株式の特徴的なところとしては「配当金がもらえる」ということがあります。

株式を持つ、つまり「株主」になると、会社が利益を出した場合にその分け前(=配当金)をもらえる権利を持てます。

ただし、会社の業績によっては配当金をもらえない場合があるし、そもそも配当金を出さない会社もあるので要注意です。

インフレに強い

そして株式が預金と大きく違う点として、「インフレに強い」ということが挙げられます。

インフレ、つまりモノやサービスの価値がお金に対して高くなる状況では、会社の利益も増える傾向になります。

すると株式の価値も上昇するワケですね。

預金はインフレでその価値が目減りしますが、株式はインフレと連動してその価値を上げるのでインフレ対策になるということです。

債券

これも聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

債券とは、国や企業などが投資家からお金を借りるに発行する借用証書のようなものです。

国が発行すれば「国債」、地方公共団体が発行すれば「地方債」、会社が発行すれば「社債」などと呼ばれます。

債券の特徴

長期的な期待利回り:年0.6~4%程度
✅一般的にローリスク・ローリターン
✅利息がもらえる
✅満期保有すれば額面金額を受け取れる

長期的な期待利回りが年0.6~4%程度

こちらも株式と同じ情報源からですが、債券は年利0.6~4%程度のリターンを期待できます。(J.P.Morgan ASSET MANAGEMENT 超長期市場予測:期待リターン (2022年版)を参照)

これも株式同様、あくまで長期的な期待利回りであることにご注意ください。

一般的にローリスク・ローリターン

債権は株式などと比較して「ローリスク・ローリターン」と言われますが、商品によってリスクとリターンは変わります。

リスクとリターンは釣り合ってるのが原則なので、貸付先が潰れるリスクが高いほどリターンも高く、逆に潰れるリスクが低いほどリターンも低くなります

利息がもらえる

債券は保有している間に利息を受け取ることができます。

利息がどれくらいもらえるかは債券の種類によって様々です。

ちなみに債券の額面金額に対して毎年受け取る利息の割合ことを「利率」と言い、「クーポン」とも呼ばれます。

額面金額100万円の債券を購入し、1年後に3万円の利息を受け取れる場合、利率は3%となります。

利息3万円 / 額面金額100万円 × 100 = 利率 3%

満期保有すれば額面金額を受け取れる

債券には「償還日」というものが設定されており、その日が来ると投資家は「償還金」として額面金額を受け取ることができます。

要は、約束の時が来たら借りていたお金を返しますよ、ということです。

最初に述べた通り、債券というのは国や会社が発行する「借用証書」のようなものだからですね。

債券は満期(償還日)まで保有していれば額面金額が返ってくるが、価格が常に変動するため途中で売るとプラスやマイナスになる可能性がある、というシロモノです。

だからこそ一般的に「ローリスク・ローリターン」と言われているんですね。

不動産

不動産投資も「投資」と言われて思いつきやすいものですよね。

現物であるアパートやマンションのオーナーとなって家賃収入を得る以外にも、不動産に投資しているファンド(投資信託)を購入するというやり方もあります。

後者は不動産投資信託、通称、リート (REIT=Real Estate Investment Trust)と呼ばれていますね。

不動産の特徴

長期的な期待利回り:年4~6%程度
✅一般的にミドルリスク・ミドルリターン
✅毎月家賃がもらえるが管理が手間 (現物)

長期的な期待利回りが年4~6%程度

J.P.Morgan ASSET MANAGEMENTによると、不動産投資は年利0.6~4%程度のリターンを期待できます。

このリターンは、現物でもREITでも大差はありません。

一般的にミドルリスク・ミドルリターン

現物の不動産は一般的にミドルリスク・ミドルリターンと言われています。

不動産には初期費用がそれなり(数百万円~)にかかる事に加え、空室リスク、災害リスク、値下がりリスクなどがあるためです。

ただ、銀行から融資を受けて自己資金の何倍もの額で投資ができる(レバレッジが効く)ため、リターンも大きくできます。(現物の場合)

一方のREITの場合には少額から多くの商品に分散投資することが可能なため、現物よりもローリスク・ローリターンで始められるとも言えますね。(レバレッジは掛けられないですが…)

毎月家賃がもらえるが管理の手間が掛かる (現物の場合)

不動産投資ならではのポイントとして、毎月家賃収入を得られるということがあります。

何もしていない(ように見える)のに不労収入のごとくお金が入ってくる。

「不労収入(不労所得)」……なんと甘美な響きでしょうか。

しかし実際のところはそう甘い話も無く、様々な手間が掛かってきます。

入居者の募集に始まり、物件や設備のメンテナンス、退去後のリフォーム、さらには入居者とのトラブル対応などなど…。

とりあえず始めてみる…とはなかなか行かない投資ですね。

コモディティ(金など)

最後はあまりなじみがないかもしれませんが、「コモディティ」という商品です。

ちょっとややこしいのが、「コモディティ」というのは直訳すると「商品」という意味になります。

つまり「商品」という名の金融商品なワケですね。(ややこしい!!)

コモディティには、金やプラチナなどの貴金属、原油や灯油、ガソリンといったエネルギー関連、トウモロコシや大豆などの農作物など様々なものがあります。

これらに投資して、値上がりした際に売却して利益を得るといったシンプルな投資です。

コモディティの特徴

長期的な期待利回り:年1%程度 (配当・利息なし)
✅一般的にミドルリスク・ミドルリターン
✅インフレや不況時に強い

長期的な期待利回りが年1%程度

もはやおなじみとなったJ.P.Morgan ASSET MANAGEMENTによると、コモディティは年利1%程度のリターンを期待できます。

ただし、株式や債券にあるような配当金や利息(定期的に得られる収入=インカムゲイン)はもらえません。

純粋に値上がり益(売買差益)によるキャピタルゲインのみによってもうけるスタイルです。

一般的にミドルリスク・ミドルリターン

そしてコモディティは安全資産とは言われつつも、意外に価格が変動します。

前述のデータでは年1%程度という期待リターン(長期)でしたが、1年などの短い期間で見れば、平気で±数10%くらいは変動します。

インフレや不況時に強い

「有事の金」という言葉をご存じでしょうか?

戦争や災害などの時に、むしろ価格が上昇するのが金のようなコモディティだからです。

そしてインフレに強い。

インフレで紙幣が紙くず同然になったとしてもコモディティは実体を持った商品だからですね。

物価が上がれば金などのコモディティの価格も上昇します。

番外編:投資信託

これまで紹介した5つの商品とは少々違う切り口ですが、「投資信託」(ファンド)という金融商品があります。

「投資信託」とは、複数の金融商品をパッケージにしたような商品ですね。

投資のプロが多くの投資家から資金を募り、まとめて管理・運用してくれる、そんな商品です。

投資信託には色々な銘柄の株式を詰め合わせたパックや、色々な債券を詰め合わせた物、国内外の債券や株式を混ぜ込んだパックなど色々あります。

色々ありますが、まとめると以下のような特徴があります。

投資信託の特徴

✅投資のプロが資産を運用してくれる
✅少額 (100円~)から投資できる
✅投資先を分散でき、資産がゼロになりにくい

「投資信託のほとんどはぼったくり」なんて言われますが、正解を選びさえすれば、資産形成のつよーい味方になります。

…が、これを語り出すと長くなるのでそれば別の記事でご紹介します。

まとめ

今回は投資初心者が知っておくべき5つの金融商品とその特徴をご紹介しました。

最後に少しだけおさらいしておきましょう。

5つの金融商品+アルファ

①預金 (増えるのは雀の涙)
②株式 (投資の王道)
③債券 (額面金額は返ってくる)
④不動産 (手間かかるが安定収入も)
⑤コモディティ (金など。割と変動)
・投資信託 (投資商品の詰め合わせ)

それぞれの特徴はざっとつかめたでしょうか?

世の中にはどんな投資商品があるのかをちゃんと知った上で、自分にあったものを取り入れたいですね。

そして「知った」次には是非とも投資を実践していきましょう。

一緒に勉強しながら、コツコツと資産形成していけると嬉しいです♪

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