いざ断捨離をしようとしても迷ってなかなか捨てられない時ってありますよね。
「これはいつか使うかも知れないしなぁ…」とか、
「捨てたら後悔しないかなぁ」とか、色々と考えてしまいます。
そんなときにあなたに必要なのは「捨てる基準」かも知れません。
あらかじめ捨てる基準を持っておけば、いざその場面になった時に迷わずに捨てることができます。
あるいは「これは残すべきだ」と決めることもできます。
この記事ではそんな「捨てる基準」を11個紹介します。
この11個の捨てる基準を3ステップに分けて活用することで効率的に断捨離できるようになります。
✅効率的に断捨離がしたい
✅迷わずに捨てられるようになりたい
✅捨てるための基準が欲しい
断捨離を始める前に持つべき心得

実際に捨てるための基準を見ていく前に、少しだけ考えて頂きたいことがあります。
それは、「断捨離」あるいは「捨てる」というのは一つの技術であるということ。
そして技術であると言う事は、やり方やコツさえつかめば誰でも出来るようになるということです。
自分は苦手だから、とか優柔不断だから捨てられない、などと落ち込む必要はありません。
自分にはできない、捨てられないという思い込みをまず捨てましょう。
ちなみに、物を捨てる(整理整頓)メリットを理解しておくのも、断捨離が上手くいくコツの1つですね。
物を捨てるための11の基準

物を捨てるための基準はステップ1の2つの基準、ステップ2の4つの基準、そしてステップ3の5つの基準からできています。
これら3つのステップごとにそれぞれの基準を考えることにより、迷わずに物を捨てることができるようになります。
最初に全てのステップの全ての基準を挙げてしまってから、詳細を見ていきましょうか。
ステップ1:最初の一歩。即捨てOKの基準
基準①:明らかなゴミ
基準②:使えない物
ステップ2:さらに捨てるための基準
基準③:複数ある同じ物、用途が重複している物
基準④:1年間使っていない物
基準⑤:用途が分からない物
基準⑥:無料で手に入れた物
ステップ3:それでも迷う時の「残す」基準
基準⑦:時間かお金を生む物
基準⑧:見ると気分が上がる物
基準⑨:長く愛用できる物
基準⑩:二度と手に入らない大事な物
基準⑪:「今これがなければまた買う」という物
ステップ1:まずはここから、即捨てOKの基準
まずは初級編です。
以下2つの基準のうちどちらかに該当したら、その物は即捨ててOKです。
一つでも当てはまったら即捨ててOK。
①明らかなゴミ
②使えない物
基準①:明らかなゴミ
最初に捨てるべきは、誰が見ても明らかなゴミです。
カバンの中にある紙くず、財布の中のレシート、部屋に散らかるお菓子のゴミ。
空になった飲み物のボトル、ポストに入っていた要らない広告。
当たり前ですがこれらのゴミは真っ先に捨てましょう。
話はそれからです。

明らかなゴミを捨ててからが本当のスタート。
基準②:使えない物(壊れている、期限切れ、サイズが合わない)
次の捨てるものの基準は、使えない物です。
壊れていて本来の機能を発揮できないもの。
期限が切れていて消費するのに適さないもの。
サイズや趣味が合わなくて今の自分には合わないもの。
こういったものは全て捨ててしまいましょう。
壊れたキッチン用品、機嫌が悪いと動かない家電、穴が空いた靴下。
直せば使えるかもしれませんが、その手間をかけるよりも買い直す方がよっぽどコスパが良いのではないでしょうか。
消費期限の切れた飲食物、使用期限の切れた化粧品、期限切れの割引券。ゴミです。
若い頃に着ていて、今ではキツつくて着れない(またはぶかぶかの)服も捨ててしまいましょう。
20年前のデザインの服も、今の自分の好みでない服も、もう着ないですよね?

やたらデカい肩パッドが入ったバブリーな服とか(笑)
ステップ2:一歩進んでさらに捨てるための基準
次は第二段階です。
最初のステップでは捨てきれなかったものを捨てていきます。
ここでは4つの基準を紹介しますが、2つ以上が該当したら即捨ててしまってOKです。
もちろん、1つだけ該当しても捨ててOKですね。
二つ以上該当したら即捨てる。一つでも捨ててOK。
③複数ある同じ物、用途が重複している物
④1年間使っていない物
⑤用途が分からない物
⑥無料で手に入れた物
基準③:複数ある同じ物、用途が重複している物
次の基準は、複数ある同じ物、または用途が重複している物です。
引き出しを開けたらカッターが2本、はさみが3本、黒いボールペンが5本、シャーペンが6本、クリップが10個、爪切りが2個…などなど。
複数ある同じ物や用途が重複している物は、良く使う1つを残して捨ててしまってOKです。
ただし、クリップなど同時に複数使うものや、ペンのように頻繁に使い切る物は少量残しても大丈夫。
上記のような文房具や、キッチン雑貨・消耗品、衣類なんかはこの基準でゴッソリ捨てられそうですね。
判断に迷うものはとりあえず保留でも大丈夫です。

保留にしたものはステップ3で決めよう。
基準④:1年間使っていない物
次の捨てる基準は、「1年間使っていない物」です。
1年間全く使っていないものは、今後も使う可能性は限りなくゼロに近いです。
タンスの肥やしになっている服、最後に履いたのがいつか分からない靴、気に入っていないインテリア、ナゾのアフリカのお面。
それがなくても1年間困らなかったということは、今後も不要ということです。
ただし、特別な状況で着る服(礼服や着物)、大切な思い出の品など判断に迷うものは一旦捨てないでおいても OK です。
次の基準に進みましょう。
基準⑤:用途が分からない物
お次は「用途がわからない物」です。
使い方がわからないキッチン用品、ナゾの工具、何かの家具を組み立てた後の余りの部品。
何のためのものか分からないような物は、もはやゴミです。
我が家の物置を整理した時には、IKEAで買った家具などの予備パーツがたくさん出てきました。
組み立てた直後には、「後で必要になるかもしれないよな」などと思ってとっておくんですよね。
でも実際のところ、それらを使ったことはただの一度もなかった…という。
万が一必要になったら、その時に必要なものだけを調達すればいいんです。

「いつかのためにとっておこう」の「いつか」は訪れない。
基準⑥:無料で手に入れた物
ステップ2の最後の基準は「無料で手に入れた物」です。
新聞屋さんからもらったカレンダー、粗品としてもらったペンやノート、業者の名前が入ったタオル。
よっぽど気に入ったものや良いものなら話は別です。
でも大体は所詮は無料というクオリティのものばかり。
捨ててしまっても生活の質は落ちないでしょう。
イマイチな多くのものに囲まれて暮らすよりも、お気に入りの少数のものに囲まれて生きたいですね。
その方がずっと豊かな時間を過ごせそうです。

無料の物に多くを求められないよね。。
ステップ3:それでも迷うなら「残す」基準で判断
ここまでで、既に多くのものを捨てられているはずです。
しかしそれでもなお捨てるべきか取っとくべきか、迷ってるものがまだあると思います。
それらを決定するのがこの3つ目のステップにある基準です。
ただしこのステップはそれまでとは違って残すべきものを決めるための基準です。
以下に挙げる⑦~⑪の基準のうち、一つでも該当するものがあれば残してOK です。
逆に言えば、どれにも該当しなければ捨ててしまってOKってことですね。
どれか一つでも「はい」なら残してOK。
⑦時間かお金を生む物か?
⑧見ると気分が上がる物か?
⑨長く愛用できる物か?
⑩二度と手に入らない大事な物か?
⑪今これがなければまた買うか?
基準⑦:時間かお金を生む物か?
あなたの自由な時間やお金を生み出すものは、残しておいてOKです。
ここまできて処遇に迷っているものは、中々これに該当しないかも知れません。
でも、もしこれに該当するのであれば、その物はあなたにとって必要である可能性が高いです。
言うまでもなく、時間やお金はもっとも大切な物の1つです。
そういったものを生み出してくれるものは、たとえ使用頻度が低かったり、複数持っていたとしても、あなたを豊かにしてくれます。

普段使っている時短家電を捨てる人はいないよね。
基準⑧:見ると気分が上がる物か?
次の残すべきものの基準は「見ると気分が上がるものか」です。
見ていると心が温かくなるような思い出の品。
見るだけでテンションやモチベーションが上がるようなもの。
こういったものは是非とも残しておきましょう。
ただし、場所を取りたくないなら写真を撮って画像として残しておくというのも有効でしょう。

データが消えたら悲しいのでバッチリ対策しよう。
基準⑨:長く愛用できる物か?
「長く愛用できる物」も残しておいて損はありません。
たとえ使用頻度が低くても、品質が良くデザインがお気に入りのものであれば長く愛用できますよね。
お気に入りの靴やカバン、宝飾品など、何十年も愛用できるのであれば残しておくのが吉です。

本当に良い物って、長く使える物だったりするよね。
基準⑩:二度と手に入らない大事な物か?
「二度と手に入らない大事な物」や「高値がついても絶対に売りたくない物」は残しておく候補です。
家族の形見の品や新婚旅行で買った思い出の品。
こういったものを不用意に手放してしまったら後悔する可能性があります。
こちらも保管場所に困る場合は、画像として残してモノ自体は捨ててしまうというのもアリですね。

「モノ自体」より、その「モノに込められた思い」が大事だと思うんだよね。
基準⑪:今これがなければまた買うか?
「今これがなければまた買うか?」という質問への回答が「はい」なら残してもOKです。
よく、こんな事言う人がいますよね。
「もったいなくて捨てられない」
「高いお金を払ったんだからとっておきたい」
気持ちはよくわかります。
一度手に入れたものを手放すのはやっぱり抵抗がありますよね。
人は、既に持っている物を過剰に評価してしまいがちなのです。
これは心理学の世界では「サンクコスト」あるいは「コンコルド効果」と呼ばれたりします。
あるいは、過去の行動と現在の行動を矛盾させたくないと言う「一貫性の原理 (法則)」が働いているとも言えます。
こういった心理効果を極力抑えるために、自分に質問してみましょう。
「今これがないとして、新たに買ってでも手に入れたいと思えるか?」と。
その答えが「はい」であれば、過去に関係なく必要ということになりますよね。
まとめ

捨てるための基準、残すべきものの基準をご理解いただけたでしょうか。
最後にまとめて全ての基準を振り返っておきましょう。
ステップ1:最初の一歩。即捨てOKの基準
基準①:明らかなゴミ
基準②:使えない物
ステップ2:さらに捨てるための基準
基準③:複数ある同じ物、用途が重複している物
基準④:1年間使っていない物
基準⑤:用途が分からない物
基準⑥:無料で手に入れた物
ステップ3:それでも迷う時の「残す」基準
基準⑦:時間かお金を生む物
基準⑧:見ると気分が上がる物
基準⑨:長く愛用できる物
基準⑩:二度と手に入らない大事な物
基準⑪:「今これがなければまた買う」という物
物を捨てる、あるいは残すための基準を知ったら、あとは行動あるのみです。
きっと身の回りにあふれた物が減るたびに心が軽くなっていきます。
そして、最終的には自分のお気に入りだけに囲まれた、素敵な暮らしを手に入れられるはずです。
無理せずコツコツでよいのでそんな暮らしを目指していきましょう♪
最後までお付き合い頂きありがとうございました!
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