内視鏡検査を受けようか迷っている方、受ける予定だが得体が知れなくて不安な方は多くいらっしゃると思います。

内視鏡検査を受けるのが大事なのは分かるけど、なんとなく不安…

検査を予約したのは良いけれど、検査前後で何が起きるか分からないので怖い…
実際に私も検査を申し込んだはいいものの、検査やその前後に何が起きるのか分からずに不安を感じていました。
この記事では検査前日から検査当日に起きたことをみなさんにお伝えすることで、少しでもその不安を取り除ければと思います。
内視鏡検査とは?

内視鏡とは、俗に言う「胃カメラ」というものの正式な名前で、体内を観察するための医療機器です。病院で、お医者さんがこれを使って私たちの体の中に異常 がないかを観察し検査するのが内視鏡検査です。
一般的に内視鏡検査としては以下の2つがあります。
- ・上部内視鏡検査:口から内視鏡を入れて食道、胃まで観察する検査。別名、胃内視鏡検査。
- ・下部内視鏡検査:お尻から内視鏡を入れて大腸全域を観察する検査。別名、大腸内視鏡検査。
会社員の方の場合、会社で実施する健康診断のオプションなどで、会社負担でこ のような検査を受けられることが多いと思います。私は今回初めて、これらの検査を受けてきたのでした。(下部の方は5年前にも受診していますが)
前日から当日の出来事 ~実は検査自体よりもその準備の方がつらい??
前日の食事は腸内にカスが残りにくい物を

内視鏡検査(特に下部)の準備は前日から始まります。検査当日に綺麗な腸内の 状態で観察しないと異常を見落とす可能性があるため、前日から腸内にカスが残らないような食事をします。
具体的には検査機関から支給される、「検査食」というもので、お昼、夜ご飯を済ませます。私の場合、お昼はゼリー飲料×2とビスコ(4枚セットくらい)でし た。出先でも簡単に食べられるように配慮されているようですね。
このご時世、私はほぼ毎日在宅勤務しておりますので、お仕事を進めながらゼリー飲料をチュウチュウしておりました。
夜ご飯のセットはというと、レトルトのお粥と煮込みハンバーグのセットでした。ちょっと侘しい気もしなくは無かったですが、味はまずまず。
そして夜19:00頃にはラキソベロンという下剤を飲みました。(飲んですぐに催す、というものではありませんでした。翌日の腸の働きを活性化する感じでしょうか)
検査当日、トイレとお友達に
そして翌日…。そうです、経験者の方はよくわかると思いますが、トイレとお友達になります。
朝10:00くらい(検査開始の4~5時間くらい前)にガスモチンという錠剤とガスコンという錠剤をのみます。その後はモビプレップという腸内を洗浄するための液体(まぁ下剤の一種ですかね)を飲みまくります。
その量、なんと2リットル。間に水も1リットル飲むので合計3リットルです!まぁトイ レと行ったり来たりするわけなので、おなかが苦しくてどうしようもない、という状態ではないんですけどね。
私は5年ほど前にも下部内視鏡検査を受けたこと があって覚悟もあったのでまぁそこまででもありませんでしたが、初めての方はちょっとキツイと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
とにかく決まった分量をおおよそ指定の時間をかけて飲み切り、そうこうしているうちに便の状態がほぼほぼ水のようになってきて、ようやく終わりです。
家を出て病院に向かう時間のギリギリまでトイレに籠っており少し焦りましたが、なんとか家を出て、検査を受けるために病院へと向かいました。(場合によっては自宅ではなく、病院内で下剤飲む⇔トイレ、をやらせてくれる病院もあるようですね。)
病院到着から検査直前の出来事

当日14:30に受付するという予約だったのですが、準備ができたのでできるだけ早めに来てほしいとの連絡を病院から受けており、14:10くらいに到着。
受付を済ませて問診票を記入したり、検査中にポリープが見つかった場合に切除するか否かの意思確認の書類にサインしたりしました。(ポリープの切除を行った 場合には2週間ほど安静にしたり、お酒を控えたり、また出血に備えて遠距離の出張や旅行を控える必要があるそうです)
そうした後に更衣室に案内され、検査着へとお着替え。15分ほど待合いでまったあとに呼ばれ、おなかの中の泡を除去するための薬剤(液体)を飲んで検査室があるフロアへ案内されました。
内視鏡検査室横の待機スペースでベッドに寝かされ、点滴にて鎮静剤の投与が始まりました。これは病院によると思いますが、私が検査を受けてた病院では基本的に内視鏡検査前にはセデーションという、意識をぼんやりとさせる処置を実施した上で検査を行います。
これにより検査時の苦痛を和らげるというものです。
もちろん薬剤を使用するわけなのでリスクも伴いますので、病院によっては希望者のみに実施するところや、そもそも実施していないところもあると思います。
いよいよ検査…と思ったら気づいたら終わっていた!

その後15分ほどの順番待ちの後、検査の番が回ってきました。内視鏡や、内視鏡によって撮った画像を表示するためのモニターなどが並ぶ部屋(内視鏡検査室)に運ばれます。
お医者さんに検査の順番を聞くと、上部→下部の順番に行うとのこと。
次に内視鏡を喉を通過させる際の咽頭反射(オエッてなる感じ)や苦痛を抑えるための咽頭麻酔のスプレー(キシロカイン)を2回、喉の奥に吹きかけられました。
その瞬間からもう喉の感覚がなく、唾液を飲み込むことすらできない、という不思議な状態に。そしてマウスピースという、内視鏡を歯で噛んで壊してしまわないためのブロックみたいなものを口にくわえて、いざ………
あれ、気づいたら検査が終わって別の部屋で寝ていました…!!
マウスピースをくわえてからの記憶が全然ありません。
検査中は意識があったのかも知れませんが、全く覚えていないという不思議。まぁおかげで痛みも苦しみも全然実感がないんで良かったんですけどね。
その後しばらく体が普通の状態になるのを待った後、更衣室に歩いて行って着替え、医師から検査の結果の説明を受けました。
少々噴門(食道と胃の境目の部分)の締め付けが弱いが、ほかには特に異常は見られなかった、とのことでした。ホッと一安心して病院を後にしましたとさ。
…ところが、というほどのことではないのですが、上に書いたような医師の話や、自分で着替えたことはぼんやりと覚えているのですが、その時のことをそれ以上にはっきりと思い出せないんです!
今から思えばその時まで薬の影響が残っていたのかもしれませんね。
内視鏡検査の注意事項にも、検査の日には自動車や自転車の運転、お仕事や用事はお控えてくださいなどと書いてありましたが、まさにその通りでした。皆さんも内視鏡検査を受ける際にはくれぐれもお気をつけください!
検査を予約してから当日までずっと憂鬱でしたが、終わってみればあっという間でした。
こんな感じであればまた次回受けるのもそこまで嫌でもないかなぁと思った次第です。
これで病気を早期に発見できる可能性が高まるんだから、是非やったほうが良いですね。
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