投資をする多くの人の強い味方になるのが投資信託です。
適切な商品を選べば高い可能性で資産を増やしていくことができます。
しかし実は、その「適切な商品」は全ての投資信託のうちで1%程度しかないとも言われています。
つまり残りの99%の投資信託は投資するに値しない商品というワケです。
では、世の中に5,000本以上ある投資信託の中からどうすれば「適切な商品」を選べばよいのでしょうか?
その答えの1つが、「買ってはいけない投資信託」の特徴を知ることです。
この記事ではそのような「買ってはいけない投資信託」の特徴を3つ解説します。
こういった「ワナ」の特徴を知って、少しでも投資するに値しないゴミ商品を回避する可能性を上げていきましょう。
✅買ってはいけない投資信託の特徴が知りたい
✅投資信託選びで出来るだけ失敗したくない
投資信託とは

投資信託を一言で表すならば、「多くの投資家から集めたお金を、投資家の代わりに資産運用のプロが投資・運用する金融商品」のことです。
投資信託は「ファンド」と呼ばれることもありますね。
投資家としては、ある投資信託(ファンド)を購入すれば、あとはプロ(ファンドマネージャー)が運用してくれるのです。
そしてその投資成果に応じて分配金などの収益が投資家に還元されます。
投資信託の種類やメリット・デメリットなどの詳細についてはコチラの記事をご参照ください。
買ってはいけない投資信託の特徴3選

早速、避けるべき投資信託の特徴を見ていきましょう。
まずは一気に3つとも挙げてしまいます。
①手数料が高い
②毎月分配型
③純資産額が減少している
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
特徴①:手数料が高い
避けるべき投資信託の特徴の1つ目は「手数料が高い」です。
基本的に投資においてリスクとリターンは表裏一体のものです。
つまり、大きな利益を得ようとしたら、それだけ大きい損失の可能性も受け入れなければいけません。
投資の王道とも言える株式投資では、長期的には年平均で2~7%程度のリターンが期待できると言われています。
しかし、リターンはあくまで「期待」リターンであって確実なものではありません。
プラスの年もあればマイナスの年もあって、長期的にならせば平均数%程度のプラスになるくらい、と。
一方の手数料は「確実に」取られるものです。
そして投資信託によっては、購入時に2%(購入時手数料)、保有しているだけで毎年2%(信託報酬)、解約時に0.5%(信託財産留保額)取られる…といった、恐ろしい商品もあります。
手数料だけでリターンのほとんどが無くなってしまいそうなレベルですよね。
銀行の窓口なんかでオススメされる投資信託はこのように手数料がバカ高いものが多いので要注意です!
その点、ネット証券では購入時手数料と解約時の手数料(信託財産留保額)が無料の投資信託を多く扱っているので、銀行よりマトモな商品を選びやすいです。
さらにその中から信託報酬が安い商品(0.3%程度に抑えたい)を選べばOKですね。
ネット証券の特徴やメリット・デメリットについてはコチラをご参考にどうぞ。
…ということで、避けるべき投資信託の1つめは「手数料が高い投資信託」でした。

手数料の安さは正義!!
特徴②:毎月分配型
買ってはいけない投資信託の特徴の2つ目は「毎月分配型」の投資信託です。
仕組みを理解できていない方をカモにする、悪名高いゴミ商品の1つですね。
毎月分配型の投資信託は、その名の通り毎月資産の一部を投資家に支払って(分配して)くれる商品です。
ちょっと聞いただけでは「毎月不労収入が得られる素敵な商品!」…と思われてしまいそうですよね。
でもこれには巧妙なワナというか、カラクリがあります。
毎月分配型の投資信託では、利益が出ていても出ていなくても強制的に分配金を出します。
利益が出ていればそれを投資家に返すだけなので問題ありません。
しかし、利益が出ていない場合には投資元本を切り崩して投資家に分配します。
これは、タコが自分の足を食べて生き延びるのになぞらえて、「タコ足配当」とも呼ばれていますね。
ちょっと具体例を出しましょうか。
毎月3%の分配金を出す投資信託を100万円分だけ購入したとします。
この投資信託で利益が上がっていればそこから分配金を出せばよいのですが、利益がゼロの場合はどうでしょうか。
この場合、投資元本の100万円から3万円を削り取って無理やり分配します。
つまり、100万円の投資信託は97万円に目減りしてしまったということになります。
こんな投資を続けていても資産はまともに増えていきません。
ついでに言うと毎月分配型の投資信託は手数料もバカ高い(購入時手数料、信託報酬それぞれ数%取られることも)ときています。
わざわざ高いお金を払って負け戦をすることもないですよね。
「毎月分配型」と聞いたら一目散に逃げましょう。

手数料の高い商品を避ければ毎月分配型も自動的に避けられるかもね。
特徴③:純資産額が減少している
買ってはいけない投資信託の特徴の3つ目は「純資産額が減少している」投資信託です。
冒頭で触れたように、投資信託は投資家から集めたお金を、資産運用のプロが運用する金融商品のことでしたね。
この「投資家から集めたお金」の合計である「純資産額」が減り続けている投資信託は要注意というワケです。
純資産額が減り続けていくと、最後には「繰上償還」(くりあげしょうかん)が起きます。
つまり、あらかじめ決まっていた期間が終了する前に、投資信託の運用が終了することです。
そうなると、その時に含み損を抱えていても、お構いなしに売却させられてしまいます。
せっかく長期的な値上がりを見越して購入した投資信託なのに、一時的な下落タイミングで売却させられて損失が確定…悲しすぎますよね。
そんな悲しいシナリオを避けるために、純資産額が減り続けている投資信託は避けましょう。

「時間」を味方にするなら「繰上償還」リスクは避けたい。
まとめ

買ってはいけない、避けるべき投資信託の特徴は以下の3つでした。
①手数料が高い
②毎月分配型
③純資産額が減少している
ということは、買うべき投資信託はこれらの逆ということですね。
①手数料が安い
②毎月分配型ではない
③純資産額が増加している
手数料の安さの目安としては、購入時手数料と信託財産留保額(解約手数料)が無料、信託報酬が0.3%未満といったところでしょうかね。
①~③のいずれも、投資信託の詳細を説明する「目論見書」などで確認できる内容です。
どんな投資信託を購入する場合でも、ちゃんとその素性を確認し、理解してから購入するようにしましょうね。
99%のワナ商品を避けて、アナタにぴったりの商品を選べることを願っています。
最後までお付き合い頂きありがとうございました!
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