なかなか貯金が増えないという方、頑張って家計を節約しようとしても継続できないという方、多くいらっしゃると思います。
そんな方がまず真っ先に手を付けるべきは固定費の見直しです。
まだ固定の見直しをしていないという方、見直しはしているが今一つ振るわないという方は是非この記事をご参考に、もっと改善できないか試して頂きたいと思います。
固定費を見直すべき3つの理由

家計を見直すならまずは固定費から…と何となく分かっていらっしゃると思いますが、なぜでしょうか?
そのポイントは3つあると思います。
2. 永続性がある(効果がずっと続く)
3. 生活の質を落としにくい
もう少し詳しく見ていきます。
…とその前に、もう固定費は十分削ったから変動費のことが知りたい!という方はコチラ。
▶あわせて読みたい:【家計節約のコツ】変動費を年間50万円節約できたポイント6選
即効性がある(すぐに効果が出る)
貯金や貯蓄を増やす場合の方法は大きく分けて2つしかありません。
2. 支出を減らす
「収入を増やす」と「支出を減らす」だとどちらが直ぐに効果が出そうでしょうか?
多くの人にとっては「支出を減らす」だと思います。
「収入を増やす」といっても、今の仕事の収入(給料)をすぐに増やすとか、すぐに事業を起こす、といってもちょっとハードルが高いですよね。
それに比べると、今すでに払っているお金を見直すという方がはるかに簡単ですぐに(例えば来月から)効果が表れます。
永続性がある(効果がずっと続く)
2つ目のポイントは、固定費を一度見直せばその効果がずっと続くということです。
固定費というのはいずれも月単位、年単位で契約しているものばかりだと思うので、一度その内容を見直すと、その後ずっとその効果は続きます。
面倒なのは最初だけなんです。
一方で固定費の逆である変動費だとそうもいきません。
変動費には食費や衣類、交際費、娯楽費などが含まれると思いますが、こちらを削るためには毎回頭を使い、その都度手間も掛かってしまいます。
生活の質を落としにくい
3つ目のポイントも重要で、生活の質をほとんど落とさずに支出を抑えられるということです。
2つ目のポイントでも触れましたが、固定の逆である変動費(食費、衣服費、娯楽費等)を無理やり節約しようとすると、どうしても我慢や痛みが伴います。
今まで国産の生鮮品を買っていたけれど我慢して輸入品にしようとか、靴下がボロくなっているけど買い替えるのは控えようとか……やりすぎると日々の生活がつまらなくなりそうです。
一方で、固定費には必要以上のお金を払っている場合があったり、ほんの少しの我慢(それもすぐに慣れる)で大きく節約できる余地があります。
そういうわけで、家計を見直したいという場合はまずは固定費に目をつけましょう。
固定費の見直しポイント5選
比較的簡単に固定費を見直しできるポイントを5つ紹介します。
いずれも我が家で実践して、年間で合計約20万円分の節約につながった項目です。
2. 電気代
3. ガス代
4. 保険
5. クレジットカード
節約ポイント①:通信費(スマホ代)
これは既に取り組んでいらっしゃる方も多いと思いますが、固定費削減の王道は通信費(スマホ、ケータイ代)ですね。
まだ月々8,000円とか10,000円とか支払っている方、いらっしゃいませんか?
格安Simや大手キャリアの安いプランに切り替えるだけで、月々5,000円以上安くなるかもしれません。
我が家では妻も私も数年前までは大手キャリアを利用しており、それぞれ毎月7,000円~8,000円くらい支払っていました。
それが今では二人とも格安Sim(iijmioと楽天モバイル)に切り替えて、二人合わせても3,000~4,000円程度です。これだけで10,000円/月以上の節約ができました。
ちなみに、格安Simに切り替えたことであまり困った事はありません。
キャリアのメール(XXX@docomo.ne.jpみたいなやつ)を使えないことと、時間帯によっては少し通信速度が遅いかなー?くらいです。
前者は、フリーメール(XXXX@gmail.com)を使えばそれで済むし、後者についてはスマホを使いすぎなくてむしろちょうどよい(強がり?)くらいの感覚です。
最近は大手キャリア(docomo、au、ソフトバンク)も安い料金プランを出してきているので、格安Simが不安という方は、今のキャリアのままでのプラン見直しでもよいかもしれませんね。
節約ポイント②:電気代
2016年4月に電力自由化というニュースがあったのを覚えているでしょうか。
実は2000年くらいからそのような動きはあったのですが、家庭においても自由化されたのは2016年4月からのようです。
どういうことかというと、これまでは各地域の電力会社(東京電力、関西電力等)から電気を買うことができませんでしたが、自由化されて幅広い電力会社を自由に選べるようになったということです。
自由化後 ⇒ 電力会社を自分で自由に選べる
私が住んでいるエリアは関東圏なので、電力自由化前は東京電力の一択でした。
自由化後は様々な選択肢を選べるようになったので、比較サイトで比較した結果、中国電力にしています。これにより、平均して1,000円/月くらい安くなりました。
賃貸物件や集合住宅にお住いの方は簡単には切り替えられないかもしれませんが、戸建てにお住まいの方は是非検討していただくとよいと思います。
皆さんのお住いのエリアや電気の使用状況によってどのくらい安くなるかは変わると思います。ですので、まだ電力会社を変えてない方は、一度比較サイトで比較してみることをおススメします。
節約ポイント③:ガス代(プロパンガスをご利用の方)
これは対象になる方が限られてしまいますが、なかなか節約効果が高い項目です。
現在プロパンガスをご利用の方は、3割程度安くなる可能性があります。
詳細はこちらの記事(【家計見直し】プロパンガス料金を3割下げる具体的な方法)で説明していますが、プロパンガス会社は都市ガスと違って、自由に料金を設定できます。
その結果、かなり割高な料金を設定している会社も多くあるようです。
そんなときにガス料金を安くするには以下の2つの手段があります。
2. プロパンガス会社を切り替える
いずれの手段でも今のプロパンガス料金を3割程度も安くできる可能性があるので、是非おススメです。
私の家の場合はガス会社と交渉して、平均1,500円~2,000円/月ほど安くなりました!
節約ポイント④:保険
みなさん、「安心」を求めすぎて必要以上の保険料を払っていませんか?
保険というのは、「滅多に起きないが起きたら多大な経済的負担を負うこと」をカバーするというのが本来の趣旨だと思います。
こういったことに備えて多くの人が少しずつのお金を出し合って、数少ない不運な人をケアする、というものだと思います。
逆にそれに当てはまらないものは、不要かも知れない、という目を持つべきだと考えています。
具体的には本当に必要な保険は以下ぐらいで、それ以外は再考の余地があると思います。
1. 掛け捨ての生命保険(家族がいる場合)
2. 火災保険
3. 自動車保険(対人、対物保険)
4. 自転車保険(個人賠償責任保険)
我が家の場合、それまで加入していた以下の保険を解約しました。
1. 総合医療保険 (2,000円/月)
2. 3大疾病保障保険 (400円/月)
3. 長期障害所得補償保険(700円/月)
4. 自動車保険(車両保険部分) (100円/月)
いずれも、上に記載した本来の保険の趣旨に沿わないものであり、保険として支払い続けるよりも自分で貯蓄なり投資なりする方がよいと判断したためです。
さらに、公的な制度(健康保険、高額療養費制度、障害年金等)を知れば知るほど上に挙げたような保険は不要だと思えてきたので解約したわけです。
逆に、それまで加入していなかったので新たに加入したのが、個人賠償責任保険です。
これについては別の記事(【必見】自転車保険に義務化の動き。新たに加入する必要性はある?)で説明していますが、主に自転車による事故で相手をケガさせてしまったときの賠償を補償するという目的で加入しました。
個人賠償責任保険は自転車利用時以外にも様々シーンで他社に損害を与えてしまった場合がカバーされます。補償の内容、範囲の割に保険料が安い(せいぜい200-300円程度)のでおススメです。
私の場合は既に加入していた家の火災保険に付帯させることで約50円/月で加入できました。
まとめると、本当に必要な保険だけに絞ることで3,000円/月以上、節約することができました!
節約ポイント⑤:クレジットカード
最後の固定費節約ポイントはクレジットカードです。
最強のコンボ技は、還元率の高いカードにする&様々な料金の支払いをカード払いにする、だと思っています。
高還元率カード × カード払い
世の中には色々なクレジットカードがあり、大抵のカードには利用額に応じて何かしらのポイントが付きます。
その中にはポイントが付与される比率、つまり還元率が高いものとそうでもないものが存在します。
おそらく通常のカードでは0.5%程度ですが、中には1%以上のものがあります。このあたりが高還元率のカードと言える部類です。
毎月のカード利用額が30万円の場合は、通常の還元率(0.5%)でのポイント付与は1,500円。
一方で高還元率(1%)の場合は3,000円ですので、この場合は1,500円分の得になります。
我が家の場合は、元々利用していたカードは通常の0.5%の還元率のカードでしたが、これを還元率2%(当時)のJACCSカードに切り替えました。
(ちなみにJACCSカードは加入時は約2%ありましたが、その後徐々に下がり2022年現在は1.0%にとどまっています…)
そして月々のカード利用額は約20万円なので、月々のポイント還元額は1,000円から2,500円にアップしました。カードを切り変えて、支払いをカードに集約したことで1,500円/月の節約ですね。
このご時世、キャッシュレス決済も増えてきているので、その一環として試して頂ければと思います。
効率的な節約につながるカードの選定基準とおすすめカードについてはこちらをどうぞ。
さいごに
ここまでご紹介してきた固定費の節約ポイントと節約額を振り返っておきましょう。
1. 通信費(スマホ代): 10,000円/月
2. 電気代 : 1,000円/月
3. ガス代(プロパン): 2,000円/月
4. 保険 : 3,000円/月
5. クレジットカード : 1,500円/月
ご紹介した5つの固定費を削減することで月々20,000円弱、年間にして20万円節約することも不可能でないことをご理解頂けたと思います。
みなさんも無理なく家計を改善し、より良い暮らしに一歩近づれば幸いです。
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コメント
Twitterで拝見しました。
プロパンガス値引き交渉できるんですね。ありがとうございました😊
だいはたさん、記事をご覧いただき、またコメントまでありがとうございます✨
はい、私も調べるまではそんな手段が取れるなんて考えてもいませんでした!
だいはたさんの周りに同じ悩みをお持ちの方がいらっしゃれば、是非教えて差し上げて下さい😄