株式や投資信託などを扱う投資をするためには、証券口座を開設する必要がありますよね。
しかし、いざ開設しようとしたときに、どこの証券会社にすればよいのか迷うことはありませんか?
証券会社には大きく分けて『ネット証券』と『対面 (店舗)型証券会社』の2種類があります。
これから投資を始める方に圧倒的にオススメなのは『ネット証券』です。
この記事では、そんなネット証券と従来の対面型証券会社の違い、ネット証券のメリットとデメリット、さらにはネット証券が合う人の特徴をやさしく解説します。
✅ネット証券の特徴とメリット/デメリット
✅ネット証券と対面 (店舗)型証券会社の違い
✅ネット証券が合う人の特徴
投資をスタートする前にはこちらもお忘れなく。
ネット証券と対面(店舗)型証券とは
冒頭でも述べた通り、証券会社には大きく分けて2つのタイプがあります。

それが「ネット証券」と、「対面型証券会社」です。
後者は、「店頭型証券会社」や、「店舗型証券会社」などとも呼ばれます。
具体的に例を挙げると…
✅SBI証券
✅楽天証券
✅マネックス証券
✅松井証券
✅PayPay証券
✅野村證券
✅大和証券
✅みずほ証券
✅三菱UFJ証券
✅SMBC日興証券
ざっとこれらの証券会社が有名どころでしょうかね。
これら、ネット証券と対面型証券会社の違いは主に以下の2点です。
①取引をどこで行うか
・ネット証券:インターネット上で行う
・対面型証券:実店舗にて行う
②営業担当者の有無
・ネット証券:営業担当者がつかない
・対面型証券:営業担当者がつく
取引をどこで行うか
ネット証券はその名の通り、インターネット上で取引を行います。
パソコンやスマホ、タブレットを持っていて、通信回線さえあればどこでも取引ができます。
家にいながらにして、あるいは出先でも取引ができてしまうので今のご時世にあったスタイルとも言えますね。
一方の対面(店舗/店頭)型の証券会社では、その名の通り実店舗での取引が基本です。
取引のタイムリーさは自由度の高さという意味ではネット証券の方が上かも知れませんね。

スキマ時間を有効活用するならネット証券が断然有利!
営業担当者の有無
ネット証券では口座を開設しても担当者がつくことはありません。
なので、基本的には誰のアドバイスも受けずに全て自分で情報収集し、自分で売買などの判断をすることになります。
一方の対面型の証券会社の場合は、契約者1人につき1人の営業担当者がつきます。
これをどう捉えるかは人それぞれです。
自分で情報収集できない(あるいは面倒な)人や、他者のアドバイス・意見が欲しい人には良いかも知れませんが、自分でぜんぶやりたいと言う人にはわずらわしいかも知れません。
また、証券会社が売りたい投資商品をおすすめしたりしてくる場合もあって、対応が面倒になるかも知れません。
なのでこの点(営業担当者の有無)については一概にどちらがよいとは言いにくいですね。

担当さんからの営業をかわすのが面倒ならネット証券かな。
ネット証券のメリットとデメリット

ここからはそんなネット証券のメリットとデメリットを見ていきましょう。
ネット証券のメリットを裏返せば、それは対面型証券会社のデメリットでもあります。
逆に、ネット証券のデメリットの裏返しは対面型証券会社のメリットです。
✅ネット証券のメリット
①手数料が安い
②タイムリーに取引できる
③余計な勧誘・営業を受けない
✅ネット証券のデメリット
①担当者からアドバイスをもらえない
②セキュリティや回線上のトラブルの影響をうける
ネット証券のメリット
メリット①:手数料が安い
まずは何と言っても手数料の安さが一番のメリットです。
ネット証券は対面型証券と違い担当者がつかないため、その分のコストがかかりません。
コストが浮いた分、各種手数料も安くなっているわけですね。
証券会社によっても手数料は様々ですが、例えば国内株式(現物)を買う場合…
10万円の取引の場合…
大和証券 (対面型):2,750円
SBI証券 (ネット) :99円
100万円の取引の場合…
大和証券 (対面型):6,325円
SBI証券 (ネット) :535円
※いずれも2022/3/20現在の情報に基づく
なんと、ネット証券の売買手数料は対面型の証券会社の10分の1以下になったりするんですね。
これはほんの一例なので、詳しくはそれぞれの公式ホームページを確認してくださいね。

手数料が高いのはハンデを負った状態で戦うようなものだね💦
メリット②:タイムリーに取引できる
ネット証券はインターネットを使える環境であればいつでもどこでも取引ができるのです。
対面型と違い、実店舗にわざわざ出向く必要も、担当者に電話をする必要もありません。
パソコンやスマホ、タブレットがあれば、家でも出先でも、どこからでも取引ができます。
朝の出勤前に市場や口座の情報をチェックしたり、休憩時間中にちょこっと売買をしたり、と、忙しい人にはもってこいの使いやすさですね。

いくら便利でもお仕事中はダメだよ(笑)
メリット③:余計な勧誘・営業を受けない
担当者がつく対面型の証券口座と違い、ネット証券では余計な勧誘や営業を受けることがありません。
対面型の場合、ただ株式の売買をするためにお店に行ったのに新しい商品をすすめられたり、ふとしたタイミングで営業の電話がかかってきたりと。(…うっとうしい)
一方のネット証券では担当者自体がつかないので営業やら新商品の勧誘やらを受けることはありません。
せいぜい、メールでお知らせがきたり、マイページ上にお知らせが掲載されるくらいのものです。
営業担当からのゴリ押しをかわすよりは、よっぽど時間も労力もかかりませんね。無視すればよいだけなので。

人づき合いが得意でない人はネット証券がいいかも…
ネット証券のデメリット
デメリット①:担当者からアドバイスをもらえない
これは3つ目のメリットの裏返しにもなりますが、ネット証券では担当者がつかないのでアドバイスをもらえません。
銘柄の選定、売買のタイミング、取引のやり方に至るまで、すべて自力で、自己責任で行わないといけないのです。
でも、仮に担当者からアドバイスをもらったとしても、最後の最後は投資は自己責任ですよね。
「Aさんがすすめてくれた商品を買ったのに損したじゃないか!!」と怒るのは自由です。
でも怒ったところでお金は戻ってきません。
Aさんのアドバイスを信じてその商品を買った責任はその人自身にあるのです。
なので、自分で投資の勉強をして、自分の判断に責任を持つ。
そうすればこの点もたいしたデメリットにならないかも知れませんね。

投資は自己責任!誰のアドバイスも鵜吞みにしちゃダメだよ。
デメリット②:セキュリティや回線上のトラブルの影響をうける
ネット証券を利用するにあたって、インターネットの利用は絶対に必要です。
ネットを使うとなると、不正ログインや個人情報の流出のリスク、さらには通信回線上のトラブルの影響も考えなくてはなりません。
これらのリスクを可能な限りおさえるために、日頃からID・パスワードの管理や更新を徹底したり、複数の証券口座を持つなどの対策をしておきましょう。

ま、対面型でも情報漏洩とかの可能性はゼロじゃないよね。
証券口座を複数持つことのメリットについてはこちらの記事をどうぞ。
ネット証券はどんな方にオススメできるか

以上を踏まえると、どんな方がネット証券に合うのかが見えてきます。
端的に言うと、ネットが使えて効率的(時間的・金銭的)に投資をしたい人にはネット証券がオススメ。
逆に、ネットが苦手で、時間的・金銭的に余裕がある人はネット証券でなくて対面型証券でよい、といったところでしょうね。
もう少し細かく挙げておきましょう。
✅インターネットの利用に慣れている
✅実店舗に行く時間がない。隙間時間で投資したい
✅手数料を少しでも抑えたい
✅自分で投資の勉強をし、投資の判断ができる
✅営業担当からの勧誘や助言がわずらわしい
✅インターネットの利用に自信がない
✅実店舗に行く時間的な余裕がある
✅手数料が多少高くても構わない
✅アドバイスをもらいながら投資をしたい
これから投資を始めるのであれば、ネット証券がオススメです。
投資初心者の多くは投資に回せる資金がまだ小さいため極力手数料を払いたくないですよね。
また、しっかり投資の勉強をして判断に責任を持てるようにすべきだからです。

私はネット証券の楽天証券とSBI証券の2つを活用してるよ。
まとめ

ネット証券と対面型証券会社の違い、ネット証券のメリット/デメリット。
そしてネット証券に合う人・合わない人の特徴が理解できましたでしょうか。
最後にここまでの内容をおさらいしておきましょう。
✅ネット証券はネット上で取引を行い、担当者はつかない。
✅対面型証券は実店舗で取引を行い、担当者がつく。
✅ネット証券のメリット/デメリット
メリット① :手数料が安い
メリット② :タイムリーに取引できる
メリット③ :余計な勧誘・営業を受けない
デメリット①:担当者からアドバイスをもらえない
デメリット②:セキュリティや回線トラブルの影響をうける
✅ネット証券に合う人
ネットが使えて効率的(時間的・金銭的)に投資をしたい人
✅ネット証券に合わない人
ネットが苦手で、時間的・金銭的に余裕がある人
あなたはネット証券と対面型証券会社、どちらが合っていそうでしょうか?
どの証券会社を選ぶかも投資の判断の1つですね。
よく考えて、自分にぴったりの口座を開設して頂けると嬉しいです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました♪
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