今まである事が理由で利用者がなかなか増えなかった「ジュニアNISA」。
それが、ジュニアNISA制度の廃止が決定されてから急に利用者が増えてきています!
この記事ではジュニアNISAの基礎知識と合わせて、急に人気が出た理由を解説します。
✅ジュニアNISAの基礎知識
✅ジュニアNISAの利用者が増えた理由
ジュニアNISAとは

まず「ジュニアNISA」の前に、そもそも「NISA」とは何かを軽くおさらいしましょう。
「NISA」とは2014年にスタートした制度の名前で、正式には「少額投資非課税制度」と言う名称です。(Nippon Individual Saving Accountの略ですね)
NISAの概要
通常、投資で得られた利益には20.315%の税金(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)が課されます。
それが、ある投資枠(非課税枠)内で購入した金融商品から得られた利益が非課税になるという、大変お得な制度です。
「少額での投資であれば非課税にしてあげるよ」という制度なので「少額投資非課税制度」というわけですね。
NISAの種類
この「NISA」には実は「一般NISA」と、「つみたてNISA」と、「ジュニアNISA」の3種類が存在します。
「一般NISA」と「つみたてNISA」は成年向け、「ジュニアNISA」は未成年向けで、非課税枠や非課税期間がそれぞれ異なります。
ジュニアNISAは19歳以下の子供名義の口座で運用するものです。
とはいっても両親や祖父母等、2親等内の親族が代理で口座開設、運用できます。

NISAとつみたてNISAの詳細な比較、どちらか選ぶ上でのポイントについては下の記事で解説していますので気になる方はどうぞ。

夫婦&子供2人なら最大で年間400万円の非課税枠を使えるワケだね!
ジュニアNISA制度廃止で生まれたメリットとは

上の比較表を見て気付いた方も多いと思いますが、ジュニアNISAには致命的なデメリットがありました。
ジュニアNISAの致命的なデメリット
それは、18歳までは払い出しに制限があるということです。
もう少し正確に言うと、高校3年生の12月末(3月31日に18歳である前年の12月31日)まで、災害などのやむを得ない場合を除いて口座内のお金を引き出すことができない、という事です。
それでも引き出せないことは無いのですが、非課税のメリットを受けられなくなり(過去にさかのぼって課税され)、口座も解消されるというペナルティが発生します。
中学や高校の教育資金はおろか、推薦などで年内に大学への入学金を支払う必要がある場合には使いえないという、非常に残念な縛りがあったのです。
これじゃジュニアNISAを利用する意味ってほとんどないじゃん…という感じで人気が無かったワケです。

何でそんな縛りを作ったのかなぁ…
ジュニアNISA制度廃止で起きた事
ところが!!
令和2年の税制改正によりジュニアNISAは2023年12月末で廃止されることが決定しました。
それに伴い、新規の拠出は2023年末までとなりましたが、2024年以降の払い出しが自由になったのです。
新規に商品を購入できる残り期間は短いとはいえ、一般NISAやつみたてNISAと同じくお得な制度に変身をとげたわけです。
皮肉なものですよね。
イマイチな決まりのせいで人気が出ず、そのために制度廃止が決まった途端に人気急上昇するなんて…。

我が家もこれを知ってから急いでジュニアNISA口座を開設したよ!
ちなみに令和2年の税制改正ではジュニアNISA以外のNISAにも変更点が生まれました。
その全体像は以下の記事でご確認いただけますのでご興味のある方はどうぞ♪
ジュニアNISAを利用するならお早めに

上で述べた通り、ジュニアNISAは2023年12月をもって廃止になります。
払い出し制限が無くなったことで格段に使い勝手が良くなったジュニアNISA。
これで効率的に教育資金を貯めることができますね!
残り期間は日に日に短くなっていきますので、お早めにご利用を開始することをオススメします♪
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