【投資初心者の味方】全世界株式とは?その仕組みと特徴と代表的な商品3選

ふやす

近年、ネットや雑誌、テレビなどさまざまなメディアで投資に関する話題を聞くようになってきましたよね。

その中でもちょいちょい話題に上がる「全世界株式」や「全米株式」、「新興国株式」といった投資商品。

この中の「全世界株式」(全世界株式インデックスファンドとも呼ばれる)は、文字通り世界中の株式に投資できる商品です。

たった1つの商品で世界中の企業に投資することができる、投資初心者にも自信を持ってオススメできる商品。

この記事ではそんな「全世界株式」の仕組みと特徴、そして具体的な商品を3つご紹介します。

こんな方にオススメ

✅全世界株式の基礎知識を得たい
✅初心者にオススメの商品を知りたい

べっち
べっち

私自身も全世界株式をつみたてNISAで毎月購入してるよ!

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全世界株式の仕組みと特徴

「全世界株式」とは、それ1つで世界中の企業の株式に投資できるという投資商品です。

人によっては「全世界株式インデックスファンド」とも呼ぶように、全世界株式を対象としたインデックス(指数)に連動したファンド(投資信託)のことなんですね。

べっち
べっち

インデックス?ファンド??ちょっとおさらいしとこ。

インデックスファンドとは

インデックスというのは、ある市場全体を示す指数のことです。

日本株式であれば、日経平均株価やTOPIX、米国株式であればS&P500やダウ平均などが有名ですね。

そしてファンド(投資信託)とは、「多くの投資家から集めたお金を、投資家の代わりに資産運用のプロが投資・運用する金融商品」のことでしたね。

つまり、インデックス(指数)に連動して価格が決まるファンド(投資信託)がインデックスファンドというわけです。

「投資信託」の詳細についてはコチラの記事も合わせてどうぞ。

べっち
べっち

ちなみにインデックス以上の成績を目指すのがアクティブファンド!

全世界株式の特徴

全世界株式インデックスファンドの投資対象はその名の通り「全世界」の企業の株式です。

商品によって連動するインデックスは異なりますが、基本的には米国や日本を含む先進国から新興国まで、世界中の幅広い企業が投資対象に含まれます。

代表的な全世界株式の指数

✅MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス (MSCI ACWI)
  47ヵ国 約3,000銘柄 (中・大型株)が対象
✅FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス (FTSE GACI)

  48ヵ国 約9,500銘柄 (小・中・大型株)が対象

これ1つでリスクを分散しつつ、世界全体の経済成長の恩恵受けられのが全世界株式の一番の特徴であり、メリットですね。

ただし、リスクを抑えているということは、リターンも抑えられています。

過去のデータから見ると、全世界株式のリターンは米国株式(S&P500)には劣ります。

全世界株式には、これまで世界経済を引っ張ってきた米国株式が6割程度しか含まれていないからですね。

逆に言うと、全世界株式には米国株式が6割も入っているので米国経済の成長も十分取り込めると言えなくもないですが。

なので今後、経済がどのように成長していくかの予想によって、購入するか否か、あるいは商品を決めればよいでしょう。

すなわち…

全世界株式 or 米国株式

✅今後も米国株式の成長を信じる人
  ⇒ 米国株式に連動したインデックスファンド等
✅米国株式の行く末が予想できない人
  ⇒ 全世界株式インデックスファンド

べっち
べっち

べっちは後者なので全世界株式を積み立ててるよ。

ちなみに全世界株式は(「全世界」に限らず)インデックスファンドとしての特徴をもちますので、全体としては以下のような特徴を持つことになります。

全世界株式の特徴

✅幅広い対象への投資でリスクを分散できる。
✅世界全体の経済成長の恩恵を受けられる。
✅運用の手間が掛からない。
✅少額から投資できる。

代表的な全世界株式3選

これから紹介する3つの全世界株インデックスファンドは、どれも同じくらいのリターンが期待できるものです。

どれを選んでも正解・不正解はありませんが、信託報酬の安さを追求したり、純資産の大きさで選ぶなど、自身が重視するポイントで選んでもいいですね。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

まずは王道中の王道、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)です。

毎年の投信ブロガーによる投資信託ランキング「Fund of the Year」で3年連続(2019~2021)で1位を獲得している大人気のファンドです。

eMAXISシリーズは信託報酬の安さが特徴であり強み。

過去これまでに、同種のファンドで他社の商品より手数料が高かった場合、手数料を他社以下まで引き下げてきた実績があります。

また、人気なだけあって純資産額が大きいのも強みですね。

純資産が大きければそれだけ手数料を安くできる可能性もあるし、安定的な成績を残せます。

そして純資産が大きいので、予定していた日より前に投資信託の運用を終了してしまう「繰上償還(くりあげしょうかん)」になるリスクが低いとも言えます。

「繰上償還」になると、その時の株価に関係なく、保有している商品を強制的に売却させられてしまうので大損してしまう可能性があります。

「人気があるから買おう!」はイマイチですが、その人気の理由が納得できるものであれば選ぶのも十分にアリですね!

べっち
べっち

eMAXIS Slim全世界株式様、いつもお世話になっております。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

続いてのご紹介は楽天・全世界株式インデックス・ファンドです。

最初にご紹介したeMAXIS Slim全世界株式とは異なる指数である、「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」に連動した投資信託ですね。

上でもご説明した通り、この指数は世界中の小~大型株まで約9,500銘柄と幅広い投資対象を持っています。

eMAXIS Slim全世界株式よりは若干期待リターンが落ちますが、その分より多くの銘柄に投資し、さらにリスクが分散されていると言えるでしょう。

べっち
べっち

さらに守りを固めたい方にはいいかも。

SBI・全世界株式インデックス・ファンド

3つ目はSBI・全世界株式インデックス・ファンドです。

2つ目の楽天・全世界株式インデックス・ファンドと同じく、連動する指数は「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」です。

ここで特筆すべきは信託報酬の安さです。

なんと、このファンドの信託報酬は驚異の0.11%という安さ!

1つ目に紹介したeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬は0.1144%だったので微々たる差ですが、それでも信託報酬の安さは正義です。

信託報酬は投資信託を保有し続ける限りずっと取られ続ける手数料なので、安いに越したことはありません。

他の2つの全世界株式に比べて純資産が小さいですが、それでも順調に右肩上がりで増えていっているので繰上償還のリスクもそこまでは気にしなくてよさそうですね。

信託報酬の安さにこだわる方の強い味方です。

べっち
べっち

信託報酬(手数料)の安さは正義!!

さいごに

ここまで見てきた内容をおさらいしておきましょう。

まとめ

✅全世界株式は、それ1つで世界中の株式に投資できる
✅全世界株式インデックスファンドとも呼ばれる
✅その特徴は以下の通り
 ・幅広い対象への投資でリスクを分散できる。
 ・世界全体の経済成長の恩恵を受けられる。
 ・運用の手間が掛からない。
 ・少額から投資できる。

✅代表的な全世界株式は以下の3つ。
 ①eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
 ②楽天・全世界株式インデックス・ファンド
 ③SBI・全世界株式インデックス・ファンド

全世界株式インデックスファンドの積み立ては、投資の最適解の1つになりえます。

世界全体の経済成長の恩恵を受けつつも、同時に国・銘柄分散によりリスクを抑えられるためですね。

そういった商品をコツコツと定額で積み立てていくので時間的な分散効果も得られます。(これがドルコスト平均法と言われるヤツ)

さらにそれらをつみたてNISAのような税制面でお得な制度を活用すれば、より効率的に資産を増やしていくことができます。

そして一度設定さえしてしまえば、後はほとんどやることはありません。

投資のプロではない私たちは普段、仕事や家事、勉強に追われているので「ほぼほったらかし」はとても助かりますよね。

是非ともこういった優良な投資先を知り、自身の効率的な資産形成に役立てて頂ければと思います。

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